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内陸温泉キャンピングカーの旅 ▲パールの町にて
お待たせしました。旅レポートの続き Lightning Ridge(ライトニング・リッジ)編 です。

ライトニング・リッジは、ニューサウスウェールズ州の北、内陸にある、小さな町です。
シドニーからも、我が家からも、車で10時間ほど。

私のお目当ては、温泉とオパールだったのですが、ぶっちぎりのアウトバックぶりがいたく気に入ってしまいました。
オーストラリア人のレイバック・メンタリティを露骨に絵に描いたようなアウトローな町なのでした。


まずは、オパール採掘のお話から。

あちこちに Fossicking と書かれた場所があります。
これは、観光客用のオパール探し場、みたいなもの。
地下から掘り出した石たちを広げて、プロが見つけ損ねたオパールのかけらを見つけ出そう、というわけです。

オパール探し

観光客用だから大したモンはないでしょ、とタカをくくっていたけど、まじめに探せばけっこうキレイなのが見つかるのです。

※下画像はカレンが見つけた小さなオパール原石。これを磨けば、ジュエリー並みに輝くはず。

見つかったオパール

この町のオパール採掘は、ほとんどが1〜2人の採掘師による小規模な洞窟掘りによるもの。
150センチ四方の土地を掘る権利を買って、地面を20メートルくらいまで掘っていくそう。

※坑道内はこんな感じ。
(オパールが見つかる層の上下は、立派なクレイ層。もったいないな〜)
坑道内

オパールというと、白いのやピンク色のを連想するかもしれませんが、ライトニング・リッジで採掘されるオパールはありとあらゆるいろ〜んな色があって、それぞれが個性豊か。
○カラットいくら、というような重量換算では取引できなくて、色加減や厚み、形、模様パターンなどから細やかに判定されるそうです。
特に裏面に黒い石が乗っている「ブラック・オパール」は、世界で唯一この町でしか産出されないため、もんのすごい高値で取引されています。

もともとはゴールドラッシュで金を目当てに採鉱がはじまったようですが、世にも珍しいブラック・オパールが有名になると、オパールで一攫千金を狙う人たちが集まってきました。

実際、ほんとに億万長者(ミリオネアー)になった人もいます。
この町で初めて億万長者になったFred Bodelさん。

もうお亡くなりになっていますが、彼の家(キャンプと呼ばれてましたが)を見学することができます。

フレッドのキャンプ

トタン屋根に、掘り出した岩を重ねて作った掘っ立て小屋。
戦後のバラックって、こんな感じだったのかな?

フレッドさんは奥さんも子どももおらず、生涯一人暮らし。
下画像は彼のベッドルーム(っつーか、唯一の部屋)です。

フレッドのベッドルーム

フレッドさんは、オパールを採掘しては、なんと自転車でシドニーまで売りに出かけていたそうです。その距離750キロ。片道26日かかったって。
健康的っていうか、ケチっていうか(^^;)。

そんで、億万長者になっても、この掘っ立て小屋に一人住んでいたわけ。
せっかく稼いだお金、全然使ってないわけ。

フレッドさんにとっては、なんのためのお金儲けだったのかなあ?
お金儲けのためのお金儲け?

彼が幸せだったのかどうかは分かりませんが、
ふと「お金って何なんだろう?」と、フクザツな気分になりました。


今でもこの町には億万長者さんが何人もいるらしいです。
だけど、道ゆく人はみな、鉱山で働く男風、あるいはホームレス風(失礼)なホコリっぽい風情をしていて、とてもお金持ちには見えません。
町を見渡しても、どこにも豪邸は見あたらず、どちらかというと貧相なボロ屋が目立ちます。

なぜかというと、オパールがどれほど採掘できたかは、誰にも決して言わない秘密。
収入がバレたら納税しなきゃならないから。

そう、脱税に大変熱心な人びとなのです。。。

国勢調査によると、町の人口2200人ほどのはずなのに、町の郵便局には2500もの私書箱があるといいます。

どーゆーことかというと、住所不定者がいっぱい住んでいるわけ。
どこに住んでいるか?というと、オパールを掘り起こした跡地のようなアウトバック。

オーストラリアでは住所というのは、○○ストリート○○番地というように、道に沿って番号をつけられています。
つまり、道路沿いに住んでいなければ、住所はない、ということになる。
住所がなければ納税しなくてよい、というヘ理屈。

そこで、オパール採掘人たちがつくったホコリだらけの未舗装道を利用して、アウトバックに掘っ立て小屋を建てて自給自足*で暮らしている人がたくさんいるのです。
(*自給自足しているのは食べ物ではなく、公共機関が提供してくれる水道、下水道、電気、ゴミ収集などのことを指します)

でも住所なしでは不便だから、道端に「カー・ドア」(車の扉)を掲げて、それが目印になっているんです。

カードア

上写真は、オープンカット鉱山の見学場所を示すサインですが、
こんな感じで、いろんな色のかー・ドアがあって「レッド・カー・ドアの3番」とか「グリーン・カー・ドアの5番」みたいな呼び方をするようです。

そして、統計上は人口2200人のうち8割が生活保護を受けているという。
脱税の上に、どんだけ甘ったれとるんじゃ?!という。
(あ、でも生活保護を受けている人は、道沿いに住んでいる人たちだから脱税者ではないのか…?)

個人的には、税金というのは社会への寄付金のようなもので、安全で暮らしやすい社会を維持するための保険のようなものだと考えています。
だから、多く払いすぎる必要はないにせよ、「節税」という発想にも興味がないくらいなんです。

でも、そこまでして、そうまでして、なんがなんでも税金払いたくないんだ・・・ というのは、ある意味衝撃的で、
これはオーストラリアの第二の国歌とも言われる「Waltzing Matilda」の精神にも通じるものがあるのでは?と、興味深く感じました。

容赦のない荒々しい自然と対峙してでも、自分の力で生きていくわい!という、独立心の強さ。
オカミなんぞの世話になってたまるかい!という、権威に反抗し、自由を尊ぶ精神。

権威に統制されているのが安全で安心だった、ちょっと前までの日本とは180度逆。
(3.11以降、日本人のメンタリティもだいぶ変わったと思います)

そこまでいくともう、あっぱれ!と開きなおるような気分になってきます。。。


この町のぶっとび加減を物語る面白い話は他にもあるのですが、長くなったので、続きはまた・・・

まだ温泉のレポートもしてないし。そう、目的は温泉だったのだよ。


JUGEMテーマ:日記・一般


posted by: 福島麻紀子 | 異文化探訪 | 15:30 | comments(2) | trackbacks(0) |
いやぁ〜 楽しんで読ませてもらっています☆
私もシドニー在住なんですが、いつか行ってみたくなりました!
ところで、このアウトバックに住んでる方々ってどんな方々なんでしょうか。。。?
(人種や民族とか。。。)
傾向とかってあったりするのですかね?
| yukica | 2012/07/07 7:37 PM |
アウトバックに住んでいる方々、「ふつうのオージー」だと思います。元を辿ればいろいろ…ですよね。
ちなみに、この町でブラック・オパールが発見されてから、まだ100年も経っていないそうです。
| 福島麻紀子 | 2012/07/09 3:09 PM |









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