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結婚20周年記念につき、夫自慢♪2018.04.20 Friday
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今日はわたしたち夫婦の結婚記念日、祝☆20周年でございます。
毎年忘れてる結婚記念日だけど、今年は20周年ということで、カレンダーにも書き込んだ甲斐もあり、今朝目覚めたときにもしっかり覚えてました!
(ゆうべは、忘れてたけど・・・)
ご存知の方も多いと思いますが、私にとってはラースちゃんは二人めのハズバンドでございます。
最初のハズバンドもとてもステキな人で、大好きでした。
あんまりステキすぎて、憧れが強すぎて、自分なんかじゃ釣り合わないっていう劣等感と不安が、関係を壊してしまったようなところがあります。
なにかにつけてライバル意識もあったりして、彼と比べてはダメな自分に落ち込む、みたいな(笑)。
コドモでした・・・。
離婚するときに、勇気を振り絞ってその心境を彼に話したら、「それはこっちのセリフだ」的なことをコクられまして。
つまり、彼のほうも「ボクのワイフはステキすぎる、自分には不釣合いなんじゃないか」と感じていたという。
(↑そういう表現ではなかったけど、私の脳内変換で翻訳しております)
「はあーーーーーっっっ?!?!」の10乗!!! でした。
そういう甘酸っぱくビターな(どんな味だ?)経験もあったものですから、二度めに結婚したときに、私はひそかに決意していたんです。
「自分の気持ち、なにがなんでも、どんな小さなことでも、いつもいつも逐一伝え続ける!」って。
ラースとはシドニー大学に留学したとき、オリエンテーションの朝一番に初めて会いました。
そのときの「なれそめ」はどこかでも書いたような気がしますが、
ラースのほうは、そのとき私をひと目見て、「That's my wife」と思ったという。
(思ったわけじゃなくて、わけわからんメッセージが降ってきて、自分でも混乱したそう)
一方、私のほうは、「英語しゃべれんから、話かけるなー!」バリアを張り巡らせていたのに、
構わず話しかけてくるラースを「なんだ、このデカイ人。」と認識するのが精一杯だった(爆)
それから4年経って、Eメール文通していたラースがいるボストンに遊びにいくことになって、
その1週間の滞在中に結婚することになり(正確には、私が押し倒した)、
その3ヵ月後には、アメリカとデンマークの家やら仕事やらを片付けたラースがスーツケースひとつでシドニーに来て、
その1ヵ月後に登記所で簡易結婚式。
あんまり急なことだったので、どちらの家族も結婚式には参列しませんでした。
(私は結婚前、ラースの家族にも会っていません。)
それに、結婚を決めるまでに、ラースのこと、ほとんど何も知らなかったなあ。
デンマーク人で、風力発電の研究しているエンジニアで、牛乳をたくさん飲む人で、運転が上手で、大きくってやさしい。
おかあさんは既に亡くなっていて、お父さんは農家で、お兄さんが二人いて。
それくらいかな。知ってたの。
だから、結婚してから「すごい、うちのだんなさん!」とびっくりすることがいっぱいありました。
料理がめっちゃうまかったり(うまいだけじゃなくて日常的に作ってくれる!)
なんでもかんでも修理してくれたり、便利なものを発明してくれたり、
数学、科学のセンスが抜群だったり、
奨学生として大学に行って博士号までとっていたり(学歴も知らんかった)
あらゆることへの好奇心が強くて、知識量が膨大だったり、
そしてなにより、とことん私が最優先、めっちゃ大切にしてくれる!!!
その一方で、「今までの人生、さぞや大変だったでしょう…」というダークサイドも知りました。
彼と話せば話すほど、そして時間をともに過ごせば過ごすほど、
「なんで、こんなに価値観が一緒なんだーーー?!」
と驚くくらい、フィットするのです。
地球の裏側から来た人とは思えない。
絶対、同じ星から来た宇宙人同志に違いない!!
それでも新婚当初に、ちょっとした価値観の違いで、激論になったことがあって、
そのときにラースが言った言葉がいまだに忘れられません。
「これからも衝突することはたくさんあるだろう。
だけど、その言い訳を【文化の違い】のせいにするのは、やめよう。
違う文化からきているんだから、そんなの当たり前だ。
文化を言い訳にせず、自分たちの問題として、ちゃんと話し合おう。」
ほんま、そのとーりや!! と腑に落ちて納得したのを覚えています。
同時に、「やるな、こいつ!」「この人と結婚してよかった」とも思った(笑)
これ、日本人同士でも同じことなんですよね。
違う家庭で育っているので、同じ日本人でも【文化の違い】が不調和の原因になることはたくさんある。
だけど、それを文化の違いのせいじゃなくて、ふたりの問題としてまっすぐ話し合えば、ちゃんと理解しあえるんだなと思います。
おかげさまで、この20年間、ケンカってしたことないです。
ビジネスのことでは口論になることはありますが、
そこで出てくる感情を味わって内省するクセがついているので、
ケンカにはならないんです。
というか、そこで出てきた感情を話し合い、分析しあうのが
二人の趣味みたいになっていて、
ケンカのネタさえ楽しんでしまう、みたいな。
お互いに「ガマン」とか「妥協」したことなんて、ない。
(少なくとも私は・・・)
結婚して生まれた子どもたちは双子。
実家のない国で双子を育てるには、
夫婦ともに子育てするしかなかったから、
子育ても共同作業。
仕事もプライベートもずーっと一緒。
ずっと一緒にいると「空気みたいな存在になる」っていいますが、
たしかに空気みたいだけど、今でも「空気みたいに大切な存在」です。
一緒にいないと、なんか物足りない(笑)。
性格的には、私はおおざっぱでパープー・ノーテンキだけど、
ラースは、けっこうネガティブちゃんで繊細です。
だから、ビジネスではよく口論になるんだけど、
それはすごい有り難いことだと私は思っているんです。
私みたいなノーテンキ屋だけでは会社経営できません。
いつも最悪の事態を予測して、危機管理してくれる優秀な右腕が絶対に必要なんです。
もう絶妙の最強コンビネーションですよ♪
ときに、(特にプライベートなことで)彼のネガティブ・モードが続くと、
「なんで、こんなネガティブなやつと一緒にいるんだろ?私」
と、ふと思うことはあります。
で、そう思うとすぐに
「あ、そうだった!ポジティブすぎる私のエネルギーをバランスしてくれているんだったわ☆」
と思いだして納得する、単純なわたし(笑)
ほんとうに有り難い空気みたいな貴重な存在。
今生で出会わせてくれて、ありがとう♪
この先もどうぞよろしく☆
※最近のラースの写真探したら、犬と一緒のしかなかった(笑)
JUGEMテーマ:人間関係
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読んでいてこちらも幸せな気持ちになりました。
ラースさん、以前茗荷谷のイベントで一度だけお目にかかったことがあるのですが、初めて来た私にも声をかけて下さり、優しくて繊細な方だなあと感じました。今回のメッセージを読んで、ご実家が農業で優秀な技術者と知り、なるほどと思いました。活動的な福島さんとは相性ぴったりで運命的な出会いだったのですね。これからもお幸せに!
私は今まで片思い経験だけで50半ばになってしまい、最近はすっかり諦めモードでしたが、やっぱり夫婦っていいなあ〜!とまた欲が湧いてきました(笑)。| Leni | 2018/04/21 1:47 PM |すみません。先ほど書いたイベントの場所は茗荷谷ではなく目白でした(訂正)。寝起きでボケていました!| Leni | 2018/04/21 4:20 PM |Leniさん、ラースが同席した目白のイベントっていうと、ずいぶん昔のことですよね〜。よく覚えていてくださいました!
Leniさんも諦めるのはまだ早い!すてきな出会いを引き寄せてください♪| 福島麻紀子 | 2018/04/22 10:02 PM |